開発部 河野さん

理論だけでは終わらせない。
現場で価値を生み出す開発という仕事
開発部のリーダーとして、新製品や試作開発に向き合っている河野さん。
博士課程で化学を研究した経験を持ちながら、現在は「ものづくりの現場」で実践的な
開発に取り組んでいます。
研究と現場の違い、ニッパ株式会社を選んだ理由、仕事を通じて感じてきた成長や、
チームで大切にしている考え方。
そして、印象に残っている開発エピソードまで、河野さん自身の言葉でお話しいただきました。
理論と実践をつなぎ、価値ある製品を生み出す開発のリアルを、ぜひ感じて
みてください。
入社1年目
研究から現場へ。化学の「ギャップ」と向き合ったスタート
名和(鳥取)開発部 ニッパ開発部 数年ぶりの新人の一人として入社、コーティングについて素人であったため、初歩的な手作業によるコーティング液の配合・塗工などを担当する。大学研究の化学と、工業的な実践としての化学のギャップに悩みつつ、徐々にノウハウを身に着けた。
入社2〜5年目
知識が仕事につながり、挑戦的な開発に踏み出した時期
名和(鳥取)開発部 社内の作法に慣れ、大学の化学の知識を仕事と結び付けた働きができるようになり、社内の評価も良くなる。やや挑戦的な開発テーマに取り組むことが多くなった。
入社6〜8年目
拠点を越えて任される存在へ。視野が広がった転機
東条(兵庫)開発部 ここまでの実績から「別工場でも働いていけるだろう」との評価を受け、現所属である東条工場へ転勤し、以降約3年間、工場で一人だけの開発部員として働く。仕事内容の幅広さが増し、部内の職務を俯瞰的に見ることもできるようになった。
INTERVIEW
インタビュー
数ある企業の中で、最終的にニッパ株式会社を選んだ決め手は何でしたか?
内定の連絡が非常に早かったことが、まず印象に残っています。
形式張ったやり取りが少なく、スピード感を持って対応してもらえたことで、「実務を重視している会社なのだろう」
という印象を受けました。
また、新製品の取り扱いに対して前向きで、新しいものづくりに積極的に取り組もうとする姿勢を感じられたことも、
ニッパ株式会社を選んだ大きな理由のひとつです。
博士課程修了後、研究ではなく「ものづくりの現場」を選んだ理由は何ですか?
大学院で化学の研究を行い、論文を書いて博士号を取得しましたが、次第に、より実践的で、社会に直接必要とされる
化学に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。
研究としての化学だけでなく、製品として形になり、実際に使われるものを生み出す現場で、自分の知識を活かした
働き方ができるのではないかと思い、ものづくりの現場を選びました。

仕事を通じて「成長した」と感じる瞬間はありますか?
製品開発において、コーティング液の配合や加工条件を
把握し、社内外の方からの質問にスムーズに回答できた
ときに、自分自身の成長を感じます。
また、製品に発生した異物について、電子顕微鏡や
赤外分光光度計などを用いて分析を行い、その発生源を
特定できたときにも、知識と経験が実務として結びついてきた実感があります。
チームで仕事を進める上で大切にしていることは何ですか?
チームで仕事を進める上で大切にしているのは、メンバー一人ひとりに対して、感謝と敬意を持つことです。
開発品を製造現場で試作する際には、現場作業や品質管理、物流など、さまざまな担当者と関わりますが、
互いの仕事内容を完全に把握し、完璧な指示を出すことは難しいと感じています。
だからこそ、各作業者の工夫や努力に対して、感謝と敬意をもって向き合うことが重要だと考えています。

これまで印象に残っている開発エピソードがあれば教えてください。
特殊なフッ素フィルムに粘着剤を加工し、テープ状の
製品を開発しようとした際、粘着剤がフィルムから剥がれてしまう問題が発生しました。
原因を調べた結果、フッ素フィルムが持つ剥離性に
あると分かり、フィルム表面の化学的な状態を踏まえた
下地処理を行うことで、問題を解決し、テープの開発に
成功しました。
入社を考えている学生へ
ニッパは今どきの価値観で理想とされる、「綺麗できらびやかな職場」ではないかもしれません。正直、開発部であっても汚れ・臭いに悩まされることや、体力的な辛さに直面することもしばしばあります。しかし、それだけものづくりの現場で仕事をし、「価値(もの)をつくる」実感の得られる会社でもあります。特に化学の知識をお持ちの方であれば、それを活かしながら技術者としての経験を積んでいける環境もあります。
「自分の仕事の価値を実感したい」「実践的な化学系技術者を目指したい」という方は、是非ニッパに目を向けていただければ幸いです。

